平成23年12月1日の兵庫県尼崎での講演前に、時間があったため以前のブログ11月23日(西川善文 ラストバンカー ~銀行員の誇り~)と11月25日(安宅コレクション)で紹介した、大阪市立東洋陶磁美術館を訪ねました。
まさか、西川善文さんのラストバンカーを読み、安宅コレクションの存在を知り、さらに安宅コレクションの本を読み、ついには大阪の東洋磁器美術館を訪ねることになるとは思いませんでした。
訪れると、2011年12月26日から2012年4月6日までは改修工事のために休館予定とのことでした。
少し時期がずれていれば、見ることはできなかったのです。
安宅コレクションの中で、特にじかに見てみたい作品が2つありました。いずれも国宝で
一点目は、油滴天目茶碗(南宋時代・12-13世紀:関白英次、西本願寺、京都三井家、若狭家などに伝わってきた)
2点目は、飛青磁 花生(元時代・13・14世紀:鴻池家伝来品で、類品がイギリスのヴィクトリア&アルバート美術館とスイス、バウアー・コレクションにある)
いずれも写真以上に素晴らしいものでした。
実は、この2つの国宝は通常同時に展示されることは無いようです(地震等で両社に同時被害が及ばないようにするため)。
しかし、今回は、休館前ということで特別2点が同時に展示されていたようです。
ラストバンカーからの一連の流れによる、新しい出会いに感謝です。