デフレの正体②

デフレの正体を読んでの感想をいくつかご紹介します

  ①世界同時不況なのに減らない日本人の金融資産・・110兆円減っているが、ドルベースでは少し増えた。

      これは、一人当たりGDPも同様です。やはり基準が重要です。

 ②バブル崩壊後に日本の輸出は倍増している。

    日本製品の国際競争力は、外国の景気に左右されるが、衰えていない。

    その結果世界同時不況下でも、貿易黒字は続いています。

    また、中国についても“中国が栄えれば栄えるほど儲かる日本”という事実を知りましょう。

    ちなみに日本が、対赤字の国は、フランス、イタリア、スイスの3か国だけです。

  ③日本は、世界中から莫大な金利配当を稼いでいます。バブル期3兆円、07年には16.3兆円

  ④内需の不振は国際競争とは無関係に進んでいます。都会も田舎も同じように低迷している。

      その際に、対前年でなく、絶対数を見ることが重要です。地方だけでなく、首都圏のジリ貧です。

     「地域間格差」でなく「日本人の加齢」が原因です。

  ⑤雇用の増減の原因は、景気ではなく生産年齢人口の増減そのもの

  ⑥高齢者から高齢者への相続で死蔵され続ける貯蓄。なんと、相続する側の平均が67歳


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  ⑦日本経済の目標は生産年齢人口減少ペースを弱めるしかありません。そのためには、

     ・   現役世代の専業主婦の4割が働くだけで団塊世代の退職は補える。

          ちなみに、若い女性の就労率が高い県ほど出生率も高いことも知る必要があります

     ・   生産年齢人口に該当する世代の個人所得の総額を維持する

     ・   (生産年齢人口+高齢者による)個人消費の総額を維持し増やそう

  ⑧我々は、日本を見限るべきでない。

      この状況に耐えて、対応する方策を見出して、遅れて人口成熟する中国やインドに応用すべき

  ⑨高齢者激増の「船中八策」

     ・   生活保護の充実

     ・   年金から「生年別共済」へ

     ・   戦後の住宅供給と同じ考え方で進める、医療福祉分野の供給

*最低限を保障、民間より快適な水準を供給しない

 

以上だけでも、かなり興味が持てませんか?

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