先週、7月7日、愛知県美術館で現代美術家協会の現展をみてきました。実は、PAL研究会と倫理法人会の仲間である、肥田和明君の絵を見ることが目的です。肥田君の絵には、新人賞と会友推挙の札がついていました。肥田君おめでとうございます。
絵画の鑑賞は、脳で言えばまさに右脳の領域です。右脳は空間認識を司るからです。時々、絵を見ても良く分からないという方が見えます。彼らは、難しく理屈で考えようとしているのです。なんでも左脳による理屈で考えようとすることは皆さんの悪い癖です。
それでは、良い悪いはどのようにすれば分かるのでしょうか?これは我々、素人の特権で“何となく好き”で良いのです。まさに、大脳辺縁系の扁桃核を中心とした快か不快かです。逆に評論家は、そこに理屈をつける必要があるのです。まさに大脳皮質での理屈付けを行う姿は滑稽ですし、可愛そうです。
絵に関心が出てくると、レストラン、ゴルフ場、ホテルといった多くの場所に絵が飾られている事に気づきます。そんな絵を全く認識せずに人生を終えるか否かは、個人の自由です。しかし認知症予防の観点からも、絵だけでなく音楽や、映画などの文化にも関心を持つことは、お勧めです。
皆さんも、多くの文化に親しむ事で、右脳と大脳辺縁系の扁桃核に刺激を与えてみませんか?
また、肥田君もかんばって、巨匠になってくれると嬉しいです。