先日、次女が食事中に口の中を噛んでしまって、血を流していました。とても痛そうでしたが、様子を見るしかありません。皆さんも、同じように食事中に誤って口の中を噛んで、血を流したり、血豆ができた経験があるのではないでしょうか? 間違って口の中を噛んでしまうことには、いろいろな原因が考えられます。今回の記事では、総合内科専門医の長谷川嘉哉が、歯を間違えて噛んでしまう原因と予防方法をご紹介します。
目次
1.間違えて口の中を噛んでしまう原因①‥加齢
とても言いにくいのですが、口の中を噛んでしまう原因で最も多いのは加齢変化です。おおよそ、50歳を超えると前頭葉機能の低下にともなって、歯や舌の動きの連携がうまく取れなくなってきます。前頭葉機能の働きのひとつが、「同時にいくつもの行動を行う」ことです。そのため、TVや会話に気を取られていると、口の中の動きがなおざりになって、口の中を噛んでしまうのです。50歳を超えたら、「○○しながら」の「ながら行動」を減らして、一つ一つの行動に集中することが大事なのです。
2.間違えて口の中を噛んでしまう原因②‥ストレス
年を取らなくても、若い人でも口の中を思い切り噛んで、血を流してしまうこともあります。そんな時に、生活を振り返ると毎日が忙しく、ストレスや疲れがたまっていることが多いものです。このような状態は、交感神経が過剰興奮しているため、食事の際には無意識に連携している歯や舌の動きが、円滑でなくなることで舌を噛んでしまうのです。
実際に慢性的なストレスが原因で、無意識に頬の裏側を噛む癖がついている人は結構いるものです。以前見た法医学のドラマで、監察医が口の中をみて、「被害者は慢性的にストレスを抱え、頬の裏を噛む癖があった」と判断するシーンがあったほどです。
3.間違えて口の中を噛んでしまう原因③‥口腔環境
歯科の問題が、原因で口の中を噛んでしまうこともあります。被せ物をを入れたばかりで慣れていない、そもそも被せ物があっていないことも原因となります。歯科の先生によると、ストレスで慢性的に「食いしばり」や「歯ぎしり」をすることでかみ合わせ自体が悪くなっている方もいらっしゃるそうです。最近、頻回に口の中を噛んでしまう方は、歯科医師に相談することをお勧めします。
4.共通の原因としての身体のバランス
口の中を噛んでしまう原因としての加齢、ストレス、歯科の問題すべてに影響があるのが、身体のバランスが崩れていることです。私は毎朝、身体のバランスをチェックするのですが、毎日、身体のバランスの状態が違うことに驚きます。「ぴしっとバランスが良い日」もあれば、「なぜかバランスが取れずにふらふらする日」もあるのです。
これらは、日常生活の中で「座り仕事が多かった」、「片手に重い荷物を持って長時間歩いた」、「足を組む癖がある」などが原因となって、少しずつ身体のバランスが崩れるのです。その結果、誤って口の中を噛んでしまうことにつながるのです。
5.ブレイングボード®で身体のバランスを整えよう
身体のバランスを整えるにはブレイングループが開発したブレイングボード®がお薦めです。ブレイングボード®は、「有酸素運動」「筋力トレーニング」「柔軟性向上」「バランス性向上」の4つの運動を行うことで、足の裏から身体のバランスを改善します。
ブレイングボード®に乗ると、自然に足の裏の外側に力がかかります。その結果、膝が開き、股関節も開きます。そうすると、ヒップアップして、胸郭が広がり自然に姿勢が良くなり、身体のバランスが取れます。
私自身も、毎朝ブレイングボード®に乗りますが、その日によって身体のバランスが異なることに気が付きます。バランスが悪い日でも、ブレイングボード®の上で運動をするとバランスが矯正されます。結果、毎日続けていることで、身体のバランスの良さを維持することができるのです。最近、口の中を噛むことが増えた方や、そもそも姿勢が悪くなってきた方にはブレイングボード®はお薦めです。
ブレイングボード®は以下のサイトからご購入いただけます。
6.まとめ
- 口の中を噛んでしまう原因として、加齢、ストレス、歯科の問題があります。
- 日々の生活の中で、身体のバランスが崩れることも口の中を噛んでしまう原因となります。
- 毎朝身体のバランスを調整するツールとして、ブレイングボード®もお薦めです。