一読してから、実際に「家投資」を始めようとは思いませんが、考え方や家に対する知識が学べる本です。多くの方は、自宅を含め何らかの不動産を購入しているものです。お薦めです。
- 1988年から2018年までの 30 年間だけで、全国の空き家数は394万戸から849万戸と2倍以上に
- 「空き家率」(空き家戸数が総住宅戸数に占める割合)で見ると、2018年の時点で 13・6%に達して過去最高を記録しており、5年後の2028年には 25%、 10 年後の2033年には 30%を超えるとの予測もあります。 つまり、これからの 10 年で、 実に「3軒に1軒」が空き家になる
- 家投資を始めて自分が好きな地域に家を持つことができれば、金銭面だけでなく、様々な面でメリットが生まれます。 その代表的なものとしては、次の3つがあげられます。 【メリット ①】地震大国の日本でリスクヘッジに 【メリット ②】都会暮らしの人でも、いい環境で 【メリット ③】人生の選択肢が広がる
- 高齢者が亡くなって、子供や孫が空き家を相続すれば、何の利用価値がなくても、固定資産税や都市計画税が発生してしまいます。 こうした事態を避けるため、タダでもいいから空き家を手放したい……という人が増えた結果、全国の自治体で0円空き家の動きが始まった
- まずは、「自分が住める家」を探すことがセオリー
- 2018年から、「物件売買価格が400万円以下の場合、売り主から最大 18 万円受け取ることができる」 と決められています。 つまり、1円の家を買うことを想定すると、物件価格は400万円以下となりますから、不動産会社は売り主から 19 万8000円(税込み)の仲介手数料を得ることができるので、不動産会社の懐事情をこちらが忖度する必要はないということです。
- 東京の場合は家が古くなっても、土地の値段が下がりませんから、格安の物件というのは、ほとんど存在しません。
- 「人が住んでいない空き家を手に入れても、それを借りる人など、本当にいるのか?」という素朴な疑問を持つ人もいることでしょう。 その疑問に対して、僕は自信を持って、 人が「住まない」から空き家になっているのではなく、人が「住めない」から空き家になっているのです……と答える
- 全国各地の空き家を見て回っていますが、自分の感覚でいうと、その「9割」は貸せない状態
- 欲を出して高く売ろうとするから、いつまで経っても買い手がつかず、家がだんだんと古くなってしまい、気がついた時には、人が住めない空き家になっているのです。
- 自宅用でも、賃貸用であっても、家を選ぶ時には、「自分が住みたいか」、「自分が住めるか」 を基準にしているということ
- 古い蔵というのは、解体するしか方法がないのですが、木造の建物と違って、それを壊すためには膨大なお金と労力が必要になります。 僕の場合は、蔵があったら無条件で「マイナス200万円」の物件として交渉する ことにしています。
- 「騒音」 や「異臭」、「振動」 の問題は、日常生活に支障があるだけでなく、健康問題にも影響が出ますから、「3大NG」と考える
- 不動産業界で「床が傾いた家は売れない」 といわれているのは、高額な費用が必要なこと