認知症保険の新商品・話題性があっても、保険自体がダメならダメ

認知症保険の新商品・話題性があっても、保険自体がダメならダメ

2012年11月22日以下のような記事がでました。

自分の歯維持で割引の認知症保険 業界初、第一生命12月に発売

第一生命ホールディングス傘下のネオファースト生命保険(東京)は、自分の歯を一定数維持すれば保険料を割り引く認知症保険を開発したと発表した。自分の歯が少なくなると認知症のリスクが高まるとの研究結果に着目。12月に発売する。業界初の商品だと説明している。 具体的には、70歳時点で永久歯が20本以上残っていれば、以降の保険料を1~3割値引く。保険金を200万円に設定して40歳で加入した男性の場合、月額保険料は1280円だが、70歳になって割引が適用されれば898円に下がる。

一見歯医者さんからすると、好感の持てる記事です。実際、多くの歯科医の方がSNSでも取り上げていました。しかし、FP資格を持つ専門医の立場からすると、こういったキャッチコピーでお客さんを誘導する保険には注意が必要です。

1.認知症保険自体が必要?

私は以前から、認知症に限定した保険商品には疑問を持っていました。人が介護を必要となる状態は認知症だけでなく、脳血管障害、骨折と言った運動障害も含まれます。認知症保険に加入するなら、民間の介護保険に加入した方が安心です。詳しくは以下の記事も参考になさってください。

2.宣伝広告の多い保険会社の商品は割高なことが多い

車や家を購入する場合は、数社の合い見積もりを取ることが普通です。しかし、保険の合い見積もりを取ることはないのではないでしょうか。例えば、死亡時に5000万円の保障を得る場合でも、保険会社によっては掛け金が1.5倍程度異なることさえあるのです。私の経験からすると合い見積もりを取ると、宣伝広告が多い会社の商品は割高なことが多いのです。


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3.不要な診断書が必要?

この商品でもう一つ疑問なのが、「70歳時点で永久歯が20本以上残っていれば保険料を割り引く」です。ということは、70歳までは普通の、もしくは割高な商品かもしれません。さらに、70歳の時点で誰が「永久歯が20本以上」を判断するのでしょうか?それだけのために、わざわざ歯科医に受診する必要があるのでしょうか?

4.まとめ

これからの時代、こういった「キャッチコピー」で商品を売ろうとするケースが増えてきます。常に、冷めた目で本質を見抜く必要があります。

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