不幸の最小化

患者さんが、経口摂取できなくなって
胃瘻を増設することは
ご本人、ご家族にとって
幸せなことではありません。

そんな不幸を最小化するために
忘れてはいけないことがあります。
胃瘻造設は生命保険の
高度障害に該当する可能性が高いことです。
生命保険の高度障害は、
住宅ローン免除の基準とも同一です。

実際に私の患者さんで、
50歳代で胃瘻が増設された方がみえます。
高度障害が認定され、
生命保険の死亡保険金が支払われ、
住宅ローンも免除されました。
50歳代で胃瘻が増設されたことは
悲しいことですが、
せめて、生活面だけでもゆとりができれば・・

しかし、高齢になれば
“生命保険には加入していない”
と思われてる方も結構見えます。
そんな時は、一度加入していた生命保険の証書を
確認してみることをお勧めします。
若い時に死亡時に3000万円の保証を得るためには、
“払い込みが65歳
2700万円が65歳までの定期保険
300万円が終身保険”
という方がかなりいらっしゃいます。
ということは、何歳になっても終身保険が残っているのです。


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自分はかなりの方に
このアドバイスをして、
生前に終身保険を受け取られました。
亡くなってからでなく
生きているうちに
介護に余裕を持つことができると
喜んでいただいています。

生命保険の営業マンの方も
このことに気が付かれることは少ないようです。
医師は、診療以外でも患者さんの
お役に立つことができるのです。

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