もしマイナンバーカードが普及したら
年金受給などの手続きの際、
年金番号や雇用保険番号がわからなくても、
マイナンバーを表示することで
手続きが終了します。
今までは高齢者が
所得証明や住民票や戸籍謄本を準備する必要がありました。
いくつもの書類を準備する必要がなくなり、
高齢の方には、助かるでしょう。
マイナンバーカードが普及したら
病院やクリニックで
かかった医療費にマイナンバーを表記することで
医療費控除のため
領収書を集める必要もありません。
もちろんそれらを合算する必要もなくなります。
ただし、医療機関における
管理が相当大変になりますが・・
マイナンバーカードが普及したら
給与支払者や報酬支払者もマイナンバーを表記するため、
所得の管理が簡単になります。
株式取引で利益も
生命保険による譲渡利益も
貯金で利息も
ふるさと納税をした時も
すべての取引に
マイナンバーを表記させれば、
所得の管理が簡単になり、
税金の不公平感が少なくなるでしょう。
マイナンバーカードが普及したら
すべての土地に
所有者のマイナンバーを表記して
固定資産も完全把握できます。
結果として、
相続が発生した時にも
相続税の計算は、とても簡単になります。
税理士さんの仕事が
なくなってしまうかもしれません
それ以上に
多くの人たちの利便性が向上することは間違いありません。
しかし、
これらを実現するためには
相当のハードルがあります
現実には、
最初に導入されるはずであった
健康保険・厚生年金保険関係手続については
すでに施行が当初予定より1年延期され
さらに延期される雰囲気です。
理想ではあるのかもしれませんが、
完全なる実現には、
相当な困難が伴いそうです。