韓国旅行の中止により、9/3-5まで突然ぽっかりと時間が空いてしまいました。
とりあえず、悔しいので、まず焼肉店新羅館に出かけました。
我が家では子供達があまり焼肉が好きでないため、出かける事は少ないのですが、韓国で焼肉を食べる気満々であったため付き合ってもらいました。それなりに満足をすることが出来ました。
その後、中日新聞に紹介されていた名古屋画廊の藤田嗣治展に出かける事にしました。
初めての画廊に伺うことには抵抗があるのですが、今最も関心のある『藤田嗣治』さんの絵をぜひ見たいという気持ちが強かったようです。
会場には、8点の絵が飾ってありました。
8点と数は少ないのですが、これだけの質の絵が揃うことはあまりないと思われ、画廊さんの力が伝わりました。
8点のうち3点は購入したいほどの物でした。
しかし現在の財力では手に入れることは難しい額のため、とりあえず今回は断念しました。
私は、いつも希望の絵を手にすることを仕事の原動力にしてきました。
お蔭様で昔なら考えられないような絵を手にすることが出来ています。
しばらくは、藤田嗣治の絵を目標に頑張りたいと思います。名古屋画廊さん待っていてください。
ちなみに名古屋画廊は、名古屋でもっとも古い画廊の一つだそうです。
画廊の社長さんというと、『お金の匂いがプンプン』するような方が多いのですが、社長の中山真一さんはとても穏やかな方でした。
頂いた、お母様である中山とし子さんの『画廊とともに60年』や中山真一さんの『愛知洋画壇物語』の本からも人柄の根源が読み取れました。
特に、郷土画家の顕彰をビジネスにはならない分野であっても、ライフワークとされている姿には感銘を受けました。
昔は、画廊さんが画家さんを育てたということ。そんな画廊さんの気概が感じられました。
その後、少し時間があったため松坂屋美術館で『河合玉堂展』を見に行きました。
河合玉堂というと、ある一定のイメージしか持っていませんでした。
しかし今回の展覧会は、その生涯を3期に分けそれぞれの代表作が展示されていました。
正直、とても良かったです。理屈ではなく、これだけの作品が良く集まったと感激しました。お勧めです。
台風による韓国旅行中止は残念でしたが、藤田嗣治と河合玉堂という“本物”に出会えたことには大感激です。
新しい出会いに感謝です。