タワーマンションは、住む階によって生活レベルの差があり過ぎて、コミュニティとしては成立しません。そのため、購入はあり得ないと思っていました。しかし最近、投資のツキのない知人が、タワーマンションを購入したため、やはり購入してはいけないと感じていました。今回ご紹介する、小島拓さんの「「タワマン」ブランドの崩壊 ~価格暴落とゴーストタウン化が始まる!」はそれを実証するものでした。タワーマンションの購入を考えている方は、一読をお勧めします。一節を以下にご紹介します。
- 不動産情報サイトで「中古タワーマンション」と検索してみてください。それこそ数えきれないほどの売り物件があることに気付くはずです。
- ひところ騒がれていた中国人投資家が都心部のタワマン上層階を買い占める「タワマン投資ブーム」は既に終焉を迎えています。
- 経済サイクルからの予測では、2022年暴落が現実的。
- 「自粛」でタワマンの欠点に気付いたオーナーたち。
- 通勤に便利というのが大きな理由でタワーマンションを購入した人も多いタワマン住民。 30 分で会社まで着くはずが、実際にはマンション内の朝の混雑でプラス 15 分から 20 分は見ておかないとギリギリです。
- タワーマンションにおいて「密集」「密接」「密閉」の「3密」の回避は物理的に不可能です。また、建物の特性上、換気をよくするのも難しいです。
- 儲けることしか考えずに舞い上がっていて、正しくマンションの投資価値を見極めることのできない情報弱者のマンション投資家を食いものにして、不動産業者と金融機関が、劣悪なボロ不動産を高く売りつけて借金を負わせ、ボロ儲けする」という実態が浮かび上がってくる。
- タワーマンションには、次のようなリスクがある。 ① 維持費が高い ② 乱立で希少価値が下がり続けている ③ 住民同士の合意が取りにくい ④ 災害に弱い ⑤ 相続税対策としてのメリットが減少 ⑥ 健康を害する? ⑦ 子育てに向かない
- 費用面の問題に加えて、国内ではタワーマンションの歴史が浅いこともあって、大規模修繕の実績がないため竣工当初の修繕積立金では不足する可能性が高い
- 高層階に住むことによって生じる各種の病気を、便宜上「高層階病」と名付けています。
- 心肺停止になった高層マンション住人約8000人を対象に、病院に運ばれた後、生きて退院できた生存率を調査した結果を医学誌『CMAJ』に発表しました。それによると、階数が上がるにつれてその数字が如実に低い
- リーマンショック以上の不況に陥る、しかも2022年ごろまでは長引くというところを勘案すれば、不動産価格は最低でも1~2割の下落。状況によっては3~4割の下落が想定できます。
- 大規模修繕ができていない管理状況の悪いタワーマンションは、値段をどれだけ下げたとしても、買いたいという人は皆無です。 このようにタワーマンションがスラム化した後に巨大な廃墟となる……
- ワーマンションは価格が高いので、夫婦でローンを組まないと希望する物件が買えないケースもあるでしょう。 とはいえ、共有名義で家を買ってしまうと、もし離婚することになった場合にトラブルに発展しやすいのです。