あの日、選ばれなかった君へ――新しい自分に生まれ変わるための7枚のメモ by 阿部 広太郎
さすがコピーライターである阿 広太郎さんによる本です。「受験に落ちた、就活に失敗した、失恋した、試合に出られなかった、コンペに負けた… 人生は「選ばれない」ことの連続かもしれない。でも、そこから新しい一歩が始まっている。」題名から、本文に至るまで短くても心に迫るフレーズがちりばめられています。手に取られた方、それぞれに言葉の贈り物が受け取れます。そのため読後も心地よさが残ります。
- ほとんどの人は人生の様々な局面で「選ばれない」という経験をするのではないだろうか。
- 最近では、誰かの輝かしい「選ばれた瞬間」がSNSで可視化されて手元までやってくる。 それを見て「良いなぁ」と羨ましい気持ちで心が一杯になることも
- コピーライターは新しい見方を見つける仕事だと思っている。 物事や出来事に自分なりに意味を見いだしていく仕事。
- 誰からも嫌われていないということは、誰からも好かれていないこと
- 何もしていない、何も選んでいない。だから誰からも選ばれない
- 一人は気楽だった、でも一人ぼっちは嫌だった
- 一緒に取り組む人が隣にいると何とかなりそうな気がするのが不思議だった。 居場所って人との間に生まれるのかもしれない
- 最後まで諦めない君の姿を、誰かが見てくれている。 間違いなく君自身が見ているし、君は自分のかけた時間を知っている
- 何に貢献したいかを思い出してみよう。 言葉にして行動に移した時、モヤモヤが消えて心が晴れていくと思う
- 人はみな、「ものの見方」という色メガネをかけている。せっかくかけるなら自分が幸せになる色メガネをかけた方が
- 大切なのは過去の自分に対して敬意を持って接することだ。これまで自分が選んできたことをリスペクトしたいと思う。 今の僕は、「自己肯定感」とはすなわち「自己選択感」
- すべては今の自分を肯定することからはじまる。 これまでの選択は、いつになるかはわからないけどいつか報われる。 今する選択もきっと未来へとつながり、この先への伏線になる。
- ド素人のプライドほど厄介なものはない。
- 漫画から漫画の勉強をするのはやめなさい。一流の映画をみろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。
- 僕から、あの日の君へ伝えたい。 選ばれなくて良かったんだ