相続も考えた、経営を!

先回紹介した、天野隆さんの“いま親が死んでも困らない相続の話”に続いて、八木美代子の相続の現場55例を読みました。

この本は、天野さんの本に比べると、テクニック論です。

いくつか紹介します。

個人の場合、                                                                

1.二世帯住宅は、階段の位置で税金が異なる?小規模宅地等の特例の適応が厳しくなっている。

2.相続の訴訟は誰の得にもならない。未分割は何のメリットもなく、配偶者の税額軽減規定、小規模宅地等の特例も使えなくなる。

3.配偶者が多く相続した方が得の固定観念に縛られない。いわゆる二次相続も意識する。

4.共有名義の恐怖・・共有部分を、遺贈(遺言で無償で譲る)は重要

5.相続の話し合いで、絶対に言ってはいけない言葉。『いくら欲しい?』は言わないで!

法人編の場合。

6.保証債務の特例:銀行借入を解散する会社に変わって社長個人が返済する場合、その資金捻出のために出た土地売却所得を、返済分だけ低くできる特例

7.会社への債権放棄をすると、法人は債務免除益が出る。繰越欠損金があれば、相殺できる


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8.借入金⇒相続⇒債務として財産からひける 保証債務⇒相続⇒債務として財産からひけない

9.退職金支払い等で自社株の評価を引き下げて、自社株の一部を贈与

10.自社株買いで株の評価額を下げることで資本金が減り、株価が下がる

結論的には、やはり、自社株対策と生前贈与が有効なようです。

その場合は、最低10年かけた戦略が必要です。

経営者は、法人の利益を上げることに全力投球をする必要があります。

しかし、相続の事を全く考えないと、継承の際に相続税で法人がつぶれる可能性すらあります。

その上、個人においては、“相続”が“争続”に発展し家族が崩壊する危険性すらあるのです。

経営者は、どこまでも勉強する案件には事欠かないようです。

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