【お薦め本の紹介】コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術

【お薦め本の紹介】コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術

今の時代、コピーライターでなくてもSNSで言葉を発する機会は多いものです。できればせっかく発した言葉が、多くの人の心に響けがより嬉しいものです。

阿部広太郎さんの「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」は、とても役に立つものです。言葉を選ぶことはこれほどに、相手に与える影響に差が出るのかと、目からウロコが落ちまくる内容です。内容を一部紹介します。

  • 「I LOVE YOU」の訳し方には、その人の「らしさ」がにじみ出る。 これまで僕はこんな訳し方をする人に出会ってきた。 「半分こにしようか」 「卒業したから、生徒じゃないです」 「全部あなたに出会うためだったんだ」 「今、会えない?」 「あなたのこと、もっと知りたいんですけど」 「小さいころよく遊んでいた場所、見てみたい」
  • 「自分の何を相手に覚えてもらいたいのか」を決めよう。
  • 情報の伝え方一つで、印象に残るかどうかが大きく左右される。 そのためにいつも意識しているのは「Less is more」=少ない方が豊かであるという考え方だ。
  • 自己紹介の目的は「興味の入口」をつくることだ。 自己紹介ですべてを伝え切ることなんて不可能。 「もう少し会話してみたいな」「あの件について話を聞いてみたいな」そう思ってもらえたらばっちりだ。
  • 教える方が教わっていると言うが、あれは本当だ。言葉にすることで知識が整理整頓されていく感覚がある。
  • 言葉は意識の引き出しを開ける
  • 誰かが「ライオン」と名付ける。混沌とした感情に名前がつくことで、人の頭の中に概念が生まれる。あれは、ライオンというただの四つ足の獣なのだと。
  • コピーを書くとは、実現すべき物事の内容を考え、その実現に向けての計画を立てること。
  • 「同じことでも言い方によって、良くも悪くも印象が変わる」 ピンチ→チャンス。 雨が降る→虹が見られる 。ボランティア→ゲームズメーカー。スタッフ→キャスト。
  • マグマのような燃えたぎる熱い思いを、そのままぶつけても相手は 火傷 してしまう。悲鳴だけでは共鳴されない。 マグマの熱から、みんなが集まってくる温泉の適温にするためには、その感情の奥にある本心を丁寧に丁寧に汲み上げていくことが必要だ。
  • 夢という言葉を書かずに夢を伝えるんだよ。それをするのがプロの仕事
  • プロとは、無意識を意識化する人である
  • 仕事の報酬は次の仕事
  • つまり、飛躍するためには、しゃがまないといけないのだ。
  • 「聴す」 これをなんと読むか、あなたは知っているだろうか? 知った時、僕は驚いた。 「ゆるす」と読むそうだ。相手の話を真摯に聴くことを傾聴という。聴くという行為は、相手の存在自体を受けいれることでもある。だから「ゆるす」なのだと。
  • 天職は、英語で「calling」と言う。 まるで天から呼ばれているように突き動かされてしまう。止まらないし、自分でもやめられない。誰に頼まれたわけでもないのに取り組んでしまうことを言う。
  • 正論より楽論を 「楽論」というのは僕がつくった造語だ。 常に企画を考える時に心の中に念じている言葉。正しさだけでは人は動かない。 そこに楽しさはあるか。楽しいとは、明るい気持ちになることだ。 だからまず自分から、企画が実現した後を妄想したい。
  • 戦略と創作が一体になって時代の騒ぎになる」
  • 質は、量からしか生まれない。
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長谷川嘉哉監修シリーズ