脳神経内科専門医が提言「姿勢の悪さは万病のもと」とは

脳神経内科専門医が提言「姿勢の悪さは万病のもと」とは

姿勢の悪い方が増えています。姿勢の悪さは、見た目だけでなく、身体の痛み、さらには高血圧、呼吸機能の低下、うつといった、多くの病気の原因にまでなりうるのです。今回の記事では、脳神経内科専門医の長谷川嘉哉が、姿勢の悪さが引き起こす病気および、姿勢の改善方法をご紹介します。

1.良い姿勢とは?

 良い姿勢とは、「骨・関節・筋肉が正常で、神経にも問題なく、最小限の力で姿勢が保持され、力学的かつ精神的に安定した状態」と定義されます。具体的には、前から見た時に左右への偏りがない姿勢。真横から見た時に、足がまっすく伸びて、骨盤に上半身が乗り、その上に頭が乗る一直線の姿勢をいいます。

2.姿勢が悪くなる理由とは

姿勢が悪くなるには、以下のような理由があります。

2-1.脊柱の変形

良い姿勢を支えるもっとも基本となるものが、脊柱です。脊柱とは、頭骨に続き、中軸となって体を支える骨組みで、三十二〜三十四の椎骨が連結したもので、一般的には簡単に「せぼね」と呼んでいます。

その脊柱が、曲がっていると正しい姿勢が保持できません。しかし、成人の38%は、脊柱が左右や後方に曲がっている「側弯」を認めています。さらに加齢に伴い椎骨自体にも変形を認めます。特に、頚椎については、60歳を超えるとほぼ100%変形を認めるとされています。特に女性の場合は、骨粗しょう症の合併により、椎骨の変形はより強くなります。

2-2.筋力低下

脊柱を支える筋力も重要です。脊柱の変形は、筋肉で支えることが可能です。特に、抗重力筋と言われている体重を支える筋肉が重要です。具体的には、背中側の脊柱起立筋と大殿筋。お腹側の腹直筋。下半身では、太腿の前部の大腿四頭筋、下腿後部の下腿三頭筋のことです。

運動不足が続くとこれらの抗重力筋の筋力が低下することで、姿勢が悪くなるのです。

2-3.デスクワークの増加

日々の生活の中でのデスクワークの増加は姿勢を悪化させます。スマホやパソコンの使用により、前かがみの姿勢になりやすいのです。その姿勢が長時間続くと、首の周囲の筋肉が緊張して頚椎が後弯して、それに伴い胸椎や腰椎にまで負荷をかけ姿勢を悪化させてしまいます。

Asian family using the smartphone on the sofa
日常の動作や環境が姿勢への影響となっていることがあります

3.姿勢が悪くなることにより引き起こされる病気

悪い姿勢は以下のような病気を引き起こします。

3-1.身体の痛み

良い姿勢の定義のなかで、「最小限の力で姿勢が保持され」があります。逆に言うと、悪い姿勢は身体の一部に過剰な力が入ることで、身体のコリや痛みになります。私は脳神経内科専門医として頭痛・めまい・手のしびれの患者さんをよく診ます。しかし、頭部のCTなどに異常がある方は少なく、悪い姿勢による肩こりが原因である方が大半です。


当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


3-2.高血圧

悪い姿勢は高血圧の原因にさえなります。姿勢が悪くなると胸郭の動きが悪くなり、呼吸が浅くなります。呼吸は自律神経と深くかかわっています。深い呼吸をすれば、副交感神経優位となりますが、浅い呼吸は交感神経が優位となり、血圧が上がる原因となります。

3-3.消化器症状

前かがみの姿勢になると内臓が圧迫されて腹圧が上昇します。その結果、便秘、腹部膨満、腸炎などの機能障害や食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎を引き起こします。特に、高齢者では逆流性食道炎は誤嚥の原因にもなり、誤嚥性肺炎の危険が高まります。

3-4.うつ

身体の節々が痛くなり、自律神経のバランスもくずれ、消化器症状も合併してくると精神面にも影響を及ぼします。結果、気分が晴れなかったり、うつ状態になることさえあるのです。たかが姿勢と言っても広範囲に影響を及ぼすのです。

4.姿勢の改善にはブレイングボード®がお薦め

ブレイングループでは、認知症を予防するための運動ツール「ブレイングボード®」を開発し、多くの方にご利用いただいています。ブレイングボード®は、「有酸素運動」「筋力トレーニング」「柔軟性向上」「バランス性向上」の4つの運動を効率的に行うことで、足の裏から自然に姿勢も良くなります。

782371feaf015d7a9e2c
ブレイングボード®

4-1.悪い姿勢は類人猿のよう

悪い姿勢は、言葉は悪いですが、「猿人類」です。特に、ヒールをはいている女性に見られます。足先が内側に向いてしまい、必然的に膝も内側に向いてしまいます。その状態で、歩こうとすると、お尻を後ろに引いたような状態で、胸を張る感じになります。この状態はまさに、猿です。

4-2.ブレイングボード®は足の裏から姿勢を治す

ブレイングボード®を使うと、自然に足の裏の外側に力がかかります。その結果、膝が開き、股関節も開きます。そうすると、ヒップアップして、胸郭が広がり自然に姿勢が良くなります。まさに、ブレイングボード®使用前と後では、人類の進化といえるほどの変化が見られます。

4-3.毎日のブレイングボードの効果は姿勢に現れる

毎日ブレイングボード®に乗ることで、背骨の変形を改善し、周囲の筋力も向上することで姿勢を改善します。その上、ブレイングボード®を毎日使用すると、姿勢の改善だけでなく、足の裏の感覚が鋭敏になります。私自身も、毎日朝にブレイングボード®に乗りますが、日によって足の裏の感覚、バランスが異なることに気が付きます。結果、毎日続けていることで、多くの方に姿勢の良さを指摘いただいています。特に、背広を購入する際の採寸の際には、いつも身体のバランスの良さを褒めていただいています。

5.まとめ

  • 加齢・運動不足・デスクワークの増加により悪い姿勢の方が増えています。
  • 悪い姿勢は、身体の痛み、自律神経のバランスもくずれ、消化器症状、さらには精神症状まで引き起こします。
  • 姿勢の改善には、足の裏から姿勢を改善するブレイングボードもお薦めです。
error: Content is protected !!