【お薦め本の紹介】経営者には超超超お薦め!「知覚力を磨く 絵画を観察するように世界を見る技法」

【お薦め本の紹介】経営者には超超超お薦め!「知覚力を磨く 絵画を観察するように世界を見る技法」

私は、以前から、美術鑑賞と絵画の収集を趣味としていました。何しろ、インターネットで120万円で購入した絵が、「なんでも鑑定団」に出演して、鑑定額1000万円の評価を頂いた実績もあります。そのため、どこに出かけても、どんな絵が飾ってあるかとても気になります。クリニック内にも30枚を超える絵を飾っています。なお、私が「なんでも鑑定団」に出演したエピソードの記事も、よろしければご参照ください。

今回、ご紹介する神田房枝さんの著書、「知覚力を磨く――絵画を観察するように世界を見る技法」は、絵画を観察することが、ノーベル賞級の研究から、アップルのようなビジネスの発展にまで、とても効果的であるという内容です。知覚力を学ぶ上でもとても有益な本です。経営者であれば、読んだ後はきっと絵画を飾りたくなることが間違いありません。超お薦めです。本の内容を一部ご紹介します。

  • 先行きが見通せない時代には、思考は本来の力を発揮できなくなります。 そこでものを言うのは、 思考の前提となる認知、すなわち「知覚(perception)」。
  • いま、真っ先に磨くべきは、「思考〝以前〟の力=知覚力」。
  • 人間の知的生産には、「 知覚→思考→実行」という3つのステージがあります。
  • 大事な知覚を磨くためには「絵画を観察するように世界を見る技法」が有効。
  • ノーベル賞受賞者の 90%以上がアート活動に関わっている。
  • アートの趣味を持っている科学者のほうが、そうでない科学者よりも2.85倍高い割合でノーベル賞を受賞している。
  • 対象を集中的に観察することによって、「見えないものを観る力」が高まる。
  • 経営者のアート収集は、単なる道楽ではない。多くのビジネスの成功者がアートコレクターとしても有名ですが、絵画を観る眼がそれぞれのかたちでビジネスの知覚にも反映されている
  • ドラッカーが日本美術のコレクターだった理由 は、「全体図を観る眼」に気づくうえで、 室町水墨画が最適だったのです。
  • アップルの研修では、アップルの企業理念である「 シンプルさ(simplicity)」を社員に行き渡らせるためのツールとして、ピカソの《牡牛》が選択されました。
  • オフィスに絵画を飾る オフィスの壁に掛けられる絵画は、ただの装飾ではありません。癒やしやムードづくりの役目以上に、社員の知的生産性にも働きかけます。

もちろんこの本を読むだけでなく、絵を観察して、飾ってみることをお薦めします。

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長谷川嘉哉監修シリーズ