今年も、そろそろ終わりになりつつあります。
毎年、目標を立てるのですが、嫌味になるかもしれませんが、性格的に殆ど実行・実現できています。
その中で、今年は、仕事以外にも戦略的に趣味の時間を確保しようと目標を立てました。
ゴルフのラウンド・美術館めぐり・そして映画鑑賞です。
その中で、映画鑑賞については、何と1年間で映画館・DVD含め90本も見ることが出来ました。
改めて振り返ると、1本2時間として良くこれだけの時間が取れたことに驚くとともに、自身が『映画が好き』であることを再認識しました。
読書や映画は、自分が経験できない体験をするものだと言われますが、ある意味90回も新たな体験ができたのだと思います。
その中でもやはり「ソーシャルネットワーク」の影響は、現実の経営にまで大きく影響を受けました。
最初は、フェースブックについて理解できればという軽い理由で選択したのですが、自分自身の置かれた環境のせいか全く違うポイントに目が行ってしまいました。
学生仲間で、始めたビジネスが、急激な勢いで成長していきます。
その際に、ついていけない創業メンバーが出てくるのです。
映画の中では、創業メンバーが、主人公のマーク・ザッカーバーグに何度も『なんで俺に相談しないんだ!』という言葉を繰り返しています。主人公としては、成長についていけない仲間に相談していては、成長できないから相談しないのです。
まさに、創業10年を迎えた、ブレイングループも同じでした。
自分自身、創業仲間に何度も『なんで相談しない?』という言葉を投げかけられていました。
企業が成長する際に、ついていけない創業メンバーが出てくることは必然であると感じました。
言い換えれば、何年たっても創業メンバーが仲良く仕事ができているということは、成長していない証ともいえます。
経営者として、友情を生かすか、成長をとるかは避けることのできない課題ともいえます。
もちろんブレイングループは一起業であるだけでなく社会資本であります。
したがって、社会資本として成長し続ける義務があることは言うまでもありません。
そのために、英断をして、創業メンバーの一人には退社をお願いしました。
小さな問題点は生じましたが、グループとしては大きく成長に向けて動き始めました。
まさに、正しい選択であったと確信しています。
「ソーシャルネットワーク」は、DVDも出ています。
成長を目指す経営者にとっては、フェースブックという枠を超えた、学びと覚悟を与えてくれる映画です。
素晴らしい映画との出会いに感謝するとともに、皆様にお勧めです。