2022-07-05 認知症患者さんの運転禁止は『80歳の壁』でなく法律で決まっている 和田秀樹さんの「80歳の壁」が売れています。私も一読しましたが、とても参考になることもあり、このブログでもお薦めさせていただきました。しかし認知症専門外来では、ちょっとした波紋が起きています。それは本の中では「運転免許は …
2022-04-25 家族を困らせる認知症の「周辺症状(BPSD)」を専門医が解説! 認知症の代表的症状は「物忘れ」ですが家族をそれほど困らせるわけではありません。さっき話をしたことを忘れようが、同じ質問を繰り返そうが、家族にとってストレスにはなりますが、生活に大きな影響を与えるほどではないでしょう。 認 …
2022-04-12 ブルース・ウィリスさんの失語症の原因3選‥◯◯◯の可能性も? 2022年3月30日、アクション映画「ダイ・ハード」シリーズなどで知られる米俳優ブルース・ウィリス(67)さんが、失語症を理由に俳優業からの引退を表明しました。「失語症」というと聞きなれないかもしれませんが、私が専門とす …
2022-04-11 専門医が解説!認知症患者の遺言と「絶対に書いておくべき」事例とは 社会の超高齢化に伴い相続ビジネスが盛んです。しかし、税理士や弁護士さんに「早めの相続対策が大切です」と言われても「所詮、あなたの仕事につながるのでしょう」と思えてしまうかもしれません。そのため、大切なことと分かっていても …
2022-02-10 【お薦め本の紹介】東大教授、若年性アルツハイマーになる 我々医師の中では、「医師は、自分の専門領域の病気にかかることを極度に恐れる」という言葉があります。その病気について、知り過ぎているからこそ不安も大きいからです。 今回ご紹介する、『東大教授、若年性アルツハイマーになる』の …
2022-01-25 さすがプロ!・・認知症になった蛭子能収さんと対談 2022年1月19日、「おと呆けキャラ」から「呆けキャラ」になったことを公表した蛭子能収さんと対談する機会を頂きました。自分自身は、著書「ボケ日和―わが家に認知症がやって来た!どうする?どうなる?」のなかで、介護者の立場 …
2021-12-21 アルツハイマー型認知症が血液検査でわかる日が来る? 血液検査で認知症の早期診断を行う技術が開発されています。今現在の医療では、ある程度症状が進行しないと認知症の診断はできませんが、もし、発症前に血液検査で認知症が診断できれば、早期治療につながります。今回の記事では、血液検 …
2021-10-11 治る認知症…慢性硬膜下血腫について。専門医でもCTを撮らないと分からない、とは 認知症の外来では、「認知症が1~2か月で進行した」といって受診されるご家族がいらっしゃいます。しかし、認知症が1~2か月で進行することは、殆どありません。認知症という病名は、あくまで症候群であり、その中に100を超える原 …
2021-10-04 甲状腺機能低下症は治る認知症!医師でも難しい鑑別と治療方法を解説 「意欲が失われ、表情もない」「動きもゆっくりで、足元がおぼつかない」「記憶力低下もあるようだ」。 一般の方はこれで「認知症だ」と思われるかもしれません。 しかし、認知症に間違えられる疾患がいくつかあります。認知症じゃない …
2021-09-20 専門医が警告!「通帳が見当たらない」「再発行したい」は認知症かも 認知症の患者さんへの初診の質問では、「金銭管理は出来ていますか?」を必ず伺います。認知症の患者さんは金銭管理ができなくなるからです。例えば「通帳を紛失した」「ATMが使えなくなった」「下ろしたお金を銀行に忘れてきた」など …