平成29年2月12日の
自主開催による地元土岐市での1000人超えの講演後、
岐阜県土岐市が確実に変わってきています。
当日は、現在外来に通っている患者さんや
家族の方もたくさん、いらっしゃいました。
外来でも、説明をしているつもりですが
時間に制限があります。
今回の講演で、
全体像が把握できたようで
質問のレベルが上がっています。
早期認知症の患者さんは、
早期に当院を受診して、治療を受けたことで
改善、維持されていることを喜んでくれました。
認知症の診断後、介護認定を受けて
デイサービスで脳リハビリやパワーリハビリに取り組んでいる患者さんは、
やっていることの意味が理解できたと喜んでくれました。
幻覚や妄想で苦しんでいたご家族は、
当院での薬の調整に、感謝いただきました。
今後起こるであろう、経口摂取低下の際には、
胃瘻は作らず、自宅での看取りをお願いされた
ご家族もいらっしゃいました。
さらに受診理由を聞くと、
“ATMでお金がおろせなくなりました”
“冷蔵庫に賞味期限切れのものがたくさんあります”
“財布の中は、小銭だらけです”
“第三者である嫁の立場で見ると、進行しています”
など、当日の講演で学んだことが
受診に生かされているのです。
もしかすると、
毎年、講演を続けていくと
岐阜県土岐市を中心とする地域は
認知症の、先進地域になる予感です。
自分に、この国を変える力はありませんが
開業している地域は
確実に変えることができるのです。