平成26年1月11日は東京の社団法人ケアリングデザインの新年会でした。場所は、田園都市線桜新町の“古無門”です。古無門は、お好み焼き屋さんなのですが、とてもおしゃれな建物です。料理も、お好み焼き以外にも、豪華なサラダ、新鮮な焼き野菜、もんじゃ焼き等と多彩です。実は、お好み焼きは、私の3大好物に入ります。(ちなみに残り二つは、鰻と完熟柿です)
お好み焼きは、1枚食べるだけでお腹がいっぱいになるため、カロリーが高いと思われがちです。しかし、お好み焼き1枚のカロリーは、約570kcalです。同じ小麦粉を原料とするパンや麺類だけでは栄養が偏ってしまいますが、お好み焼きはいろいろな具と一緒に食べることができるので、栄養素をバランスよく補うことができます。お好み焼きは、ヘルシーなバランス栄養食なのです。
1枚のお好み焼きには、いろいろな材料が使われます。キャベツやヤマイモに代表される野菜、肉や魚類、それに卵も。まず肉や魚類、卵には良質なたんぱく質や脂質、ビタミンBなどの栄養素が含まれています。そして注目したいのは、お好み焼きたった1枚に、1日30品目食べると健康によいといわれているうちの10品目以上が含まれていることです。
とくにキャベツには、他の野菜と比べて良質のたんぱく質やカルシウム、ビタミン類が多く含まれています。中でもビタミンUは、胃壁の粘膜を丈夫にし、ダメージを受けた胃壁の回復を助けたり、潰瘍を抑えるといわれています。そのパワーは、胃薬にも用いられていることからも証明済みです(いわゆるキャベジンです)。 キャベツに含まれるミネラルは、胃腸の中で脂肪、たんぱく質、糖分などの消化吸収を助け、消化不良によるむかつきを防いでくれる役割もあります。これらの効用を期待するには、かなりの量を食べることが必要ですが、サラダのように生のままでは、たくさんは食べられません。ところが、お好み焼きなら加熱するのでカサが減り、大量のキャベツを食べることができます。キャベツの大きい葉1枚には、1日に必要なビタミンCの70%が含まれていますから、お好み焼き1枚で1日の必要量を摂取してしまうということも、無理な話ではないのです。
その理由だけではないのですが、我が家では正月の1月2日の夕食は、必ずお好み焼きです。