医師は診断書の書き方を学んだことはない!

2016-12-02

「我々は、学生時代から医師になってからも
一度たりとも診断書の書き方を学んだことはありません!」
保険販売員向けの講演の初めに
この言葉を投げかけると
一様に驚かれます。
何しろ保険販売員の多くは、
「この書類は、医師が記載されたものです。
書かれた内容通りの対応をするしかありません。
修正はできません。」と言われます。
しかし、それだけ重要視される診断書に対する知識を、
ほとんどの医師は持ち合わせていないのです。
特に最近では、直接書類を医師に渡せない病院も増えていますので
書類の意図を伝えることもままなりません。

実は私も入院した時に
所得補償の書類を書いてもらいました。
所得補償とは、入院期間でなく
働けなかった期間を証明してもらう必要があります。
しかし、医師のカルテでは入院期間は分かりますが、
働けなかった期間は分かりません。
その点を理解していない医師にこの書類を渡すと
平気で入院期間を書いてきます。
そうすると、保険営業マンは
“退院後は働けた”と判断するのです。
記載した医師は、深く考えずに記載したにも関わらず・・
幸い、私の場合は主治医が後輩であったため
退院した数日も働けなかった期間に
組み込んでもらうことができました。


長谷川嘉哉監修の「ブレイングボード®︎」 これ1台で4種類の効果的な運動 詳しくはこちら



当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


講演の最後には以下のように付け加えます。
「皆さんは保険のプロです。
プロとして医師に対して意見してください。
嘘は書けませんが、書き方によって
患者さんが助かるのであれば、
多くの医師は協力します!」
ただし、時に融通が効かない
医師がいるから困ったものなんですが・・

長谷川嘉哉監修シリーズ