『7つの習慣』という本の中で「すべてのものは2度作られる」と述べられています。世の中のすべてのものは、「こうなれば良いな?こんなものがあれば良いな?」といった事を頭の中で考えます。その後、具体的に実現するための工程を実行していきます。これらは脳の特性を知るとうまく説明できてしまいます。「こうなれば良いな?こんなものがあれば良いな?」といった事を頭の中で考える行為は、あくまでイメージです。つまり、人間の右脳で行われる、「知的創造」です。その後、右脳でイメージしたものに基づいて、具体的に工程を作成するのは、左脳の働きによります。これを、右脳の知的創造に対して、「物的創造」といいます。
経営においては知的創造は戦略ともいえますし、物的創造は戦術ともいえます。つまり、経営とは、右脳でイメージをしたものを、左脳で実行する物なのです。したがって、どちらにも偏ることのないバランスの取れた脳の働きが重要となります。
しかし、多くの経営者は日々の生活に追われ、右脳を使って将来をイメージする時間が取れない事が多いようです。日常業務で、左脳ばかり使う、いわゆる日常業務に埋没しているのではないでしょうか?そこで、年に数回で結構ですから朝から晩まで、右脳だけを使う日を作ってはどうでしょうか?ブレイングループでは、将軍の日といって、丸1日、5年後の経営計画を練ります。平成27年5月16日(土)、ザイタックの小森代表取締役とSMC税理士法人で将軍の日を行いました。将軍の日では、経営者が中期経営計画を立案し、5年後の決算書が出来上がります。その後、計画を60分の1にして、月次計画書に落とし込みます。そして、月次がすべてクリアできれば、5年後には実現するわけです。
当グループは今回が9回目の将軍の日です、第1回目に夢と思っていた5年後の中期経営計画が、計画値以上に実現した実績があります。今回の中期経営計画も5年後には実現していると思うとワクワクしてしまいます。