平成23年5月3日、犬山市の明治村に行ってきました。
小学生の遠足で行って以来ですので、約35年ぶりです。
小学生のころは、とにかく全部回るために、友達と走りながらすべての建物を制覇しました。
今回は、やはり年齢に伴う感性の変化か、すべての建物をじっくり見て回ったため9時から15時の6時間で、2/3の建物にしか見ることはできませんでした。
明治村は、昭和40年3月18日に開村され、当時は北海道から移築された札幌電話交換局、京都聖ヨハネ教会堂、東京で森鴎外と夏目漱石の由緒ある住宅などの建物や、電車等の施設物15件に過ぎなかったそうです。
現在では67件に達し、博物館の敷地も2倍近くの100万平方メートルに広がっています。
そのうち国の重要文化財 10 件と 愛知県の有形文化財に指定された 建造物 1 件が含まれています。
明治時代は、我が国が門戸を世界に開いて 欧米の文物と制度を取り入れ、それを同化して近代日本の基盤を築いた時代で、飛鳥・奈良と並んで、我が国の文化史上極めて重要な位置を占めていると言われています。
したがって明治建築は優れた木造建築の伝統と蓄積の上に、新たに欧米の様式・技術・材料を取り入れ、石造・煉瓦造の洋風建築を導入され近代建築の素地を築いたといえます。
どの建物も、見ているだけでも飽きませんし、現代でも十分に通用するデザインだと思います。
現在、東海地方には大正村や昭和村がありますが、内容・スケールとも明治村とは比較になりません。
皆さんも、この地方の貴重な施設として、訪問されることをお勧めします。