特別展: 栄西と建仁寺in東京国立博物館

2014-05-21

平成26年のゴールデンウイーク後半は、仕事のため東京の事務所に滞在していました。その間をぬって、東京国立博物館に行ってきました。東京博物館では、まず“栄西と建仁寺”を楽しみました。栄西禅師は、日本に臨済宗を伝え、京都最古の禅寺『建仁寺』を開いたことで知られています。また、歴史の教科書では、栄西を“えいさい”と習いましたが、実際は“ようさい”と呼んでいたようです。また、栄西は日本に茶をもたらし、喫茶の習慣をもたらしたため“茶祖”とも呼ばれていることは初めて知りました。建仁寺では、古い禅院の茶法を受け継いだ『四頭茶会』が今も続けられているそうです。

さて展覧会では、建仁寺にゆかりの品が展示されていました。応仁の乱により荒廃した後、現在の大河ドラマで毛利方の武将として描かれている安国寺恵瓊により本格的に再興されたようです。その時代の代表作としての海北友松の『雲竜図』は今回の目玉の一つです。本来は、開催日によって左四幅もしくは右4幅しか見れないのですが、4月22日(火)~5月6日(火・休)は特別に全8幅が展示されており、とてもラッキーでした。

もう一つの目玉が、教科書でもおなじみの俵屋宗達の国宝「風神雷神図屛風」が公開されていました。さらに贅沢なことに、宗達の「風神雷神図屛風」(国宝・建仁寺蔵)を写して尾形光琳が描いた「風神雷神図屛風」(重文・東京国立博物館蔵)も同時に見れたことです。この両者は、風神雷神の姿はほぼ同じですが、色や表情、配置が異なります。なんと6年ぶりの同時公開!であったようです。


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京都も良いですが、やはり東京もさすがです。企画の妙を味あわせてもらいました。

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