【お薦め本の紹介】きみのお金は誰のため―ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」

【お薦め本の紹介】きみのお金は誰のため―ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」

読み始めたときには、「一、お金自体には価値がない。 二、お金で解決できる問題はない。 三、みんなでお金を貯めても意味がない」に違和感を感じました。しかし、読み進めると、これらの疑問が見事に解決されます。ストーリーとしてもとっても面白い本です。お薦めです。

  • 多くの人がお金のために働き、お金に感謝する。年収が高ければえらいと思い、貯金が多ければ幸せやと感じる。生活を支えるのはお金やと勘違いして、いつしかお金の 奴隷に成り下がるんや
  • お金は必要不可欠な道具です。それはきわめて便利な道具なのですが、 取扱説明書はありません。
  • 社会全体の視点に立てば、お金の見え方が変わる
  • 難しい単語を覚えただけで理解した気になると、そこで学びが終わってしまう。そういう人たちが、世の中にはぎょうさんおるわ
  • 知恵は育てるもんや。重要なのは、自分で調べて、自分の言葉で深く考えること
  • お金自体に価値があるわけやない。税を導入することで、個人目線での価値が生まれて、お金が回り始めるんや
  • お金を払う限りは、誰かに問題解決をお願いしているんや
  • ハイパーインフレで失敗する国は、生産力の不足をお金という紙切れで穴埋めできると勘違いした国
  • けいせいさいみん、と読む。世をおさめて民をすくう、という意味や。経済は経世済民の略語や
  • 経済は、ムダな仕事を減らしてきたから発展できたんや
  • 年金問題もそれと同じなんや。お金が足りないんやない。少子化によって、生産力が足りなくなるんや。
  • お金を増やすこと自体を目的にすると、ただの奪い合いになる。
  • もうからない投資は、社会への罪や
  • 稼ぐことと同じくらい、お金を使うことも難しいんや。使い方をよう考えへんと、これもまた労働のムダづかい
  • 家庭の借金と国の借金には大きな違いがある
  • 家庭の借金の場合は、家庭の外側の人にお金を払って働いてもらいます。ですが、国が借金をして道路を造る場合は、国の内側にいる人が働いています。
  • 『上の世代の借金なんて自分たちは知らん。なんで背負わんとあかんのや』ってな。それなのに、自分の親からは、お金を相続して当然やと思っている。親も上の世代であることを都合よく忘れているんや」
  • 借金をして、 破綻した国もあれば、 破綻しなかった国もある。 2 つの国を分けるのは、そのお金で誰に働いてもらったかということや。 破綻した国は、国の中の人たちが働かなかった。家の借金と同じで、外側にいる人に頼りすぎたんや
  • 最近になって日本は大幅な貿易赤字に転落している
  • 愛には、きっと時差があるのよ
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長谷川嘉哉監修シリーズ