皆さん、マイナンバーカードを取得していますか? 令和2年1月20日の段階では、国民の15%しか取得していません。つまり、残りの大部分の方は、マイナンバーをお知らせする個人番号通知カードのままになっているのです。
目次
1.個人番号通知カードが廃止
令和2年5月22日、個人番号通知カードが廃止されたことをご存知でしょうか? そのため、通知カードの再交付や氏名、住所等に変更が生じた際の通知カードの記載の変更はできなくなったのです。移行期間として当面、通知カードに記載された氏名、住所等が住民票に記載されている事項と一致している場合に限り、引き続き通知カードをマイナンバーを証明する書類として利用できます。しかし、いずれ効力がなくなるなることは間違いありません。
2.マイナンバーカード申請の2つの障害
早急にマイナンバーカードを申請すべきなのですが、申請には大きな障害があります。それは、なんと写真です。写真が障害になるケースには大きく二つのケースがあります。
2-1.写真撮影が大変
これは高齢者に多いケースです。申請には写真が必要ですが、わざわざ写真を撮るのが大変です。さらに撮った写真を切り取って送付するのが面倒で先延ばしてしまうのです。
2-2.写真が気に入らない
スマホで申請すれば写真をとって、そのままネットで申請できます。その際の写真が問題です。女性の中には、「自撮りの写真はうまく撮れない」、「人に撮ってもらっても気に入らない」、「こんな写真で10年間耐えられない」と言われる方が多いようです。10年先よりは、今が一番若いと思うのですが…。挙句の果て、ようやくとってもらった写真をアプリで修正して送る方も多いのです。修正は、本人と認識できるレベルにとどめておいてほしいものです。
3.マイナンバーカードのメリット
1人あたり10万円の特別定額給付金の際に、マイナンバーカードのメリットは全くありませんでした。そのため、マイナンバーカードは不要と思われるかもしれませんが、やはり国の政策に従うことはメリットはあります。
3-1.写真付きの証明書になる
今回の特別定額給付金の申請の際に、本人確認書類として写真つきの証明書がない方がいらっしゃいました。運転免許がない方や、免許を返納して運転経歴証明書がないと自分を証明する書類がないのです。そんな時にも、マイナンバーカードは有効に使えるのです。高齢者のマイナンバーカードについては、以下も参考になさってください。
3-2.マイナポイントが付与される
2020年9月からは、マイナンバーカードを取得した人がマイナポイントを受け取ることができます。指定したキャッシュレス決済でチャージまたは買い物をすると、その金額の25%分がマイナポイントとして受け取れます。上限5000円分ですから、2万円分のチャージまたは買い物まで使えます。9月が近くなると、混雑が予想されますので、今のうちにマイナンバーカードの取得がお薦めです。
なお、登録キャッシュレス決済サービスは以下です。
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/about/payment_service/
3-3.通帳の紐づけで給付もスムーズに
今回の特別定額給付金の遅れの反省から、令和2年6月9日、政府は、「マイナンバーと預貯金口座のひも付けについて、国民1人について1口座の登録義務化」を目指ことが明らかになりました。これが実現すれば、給付もスムーズになると思われます。
4.まとめ
- マイナンバーカード申請の大きな障害は、写真です。
- 高齢者の方の申請には、若い方がスマホで写真を撮ってネット申請してあげると親切です。
- 長い目で見れば、メリットが多いのがマイナンバー制度です。一日でも早く、申請されることをお勧めします。