先回、”シニアの品格”をご紹介しました。
ところで”シニア”って何歳からでしょうか?
「シニア」という言葉は非公式な一般用語で
2000年代から「高齢者」ないし「中高年者」を指す言葉として
使われるようになってきたようです。
ビデオリサーチの調査では、
一般の人が「シニア」を”何歳ぐらいからのイメージ?”と聞くと
60歳前後からということだそうです。
ちなみに世界保健機関(WHO)の定義では
65歳以上が「高齢者」となっていています。
シニアとは、高齢者より少し若いイメージかもしれません。
ところで一般にはシニアや高齢者というと”ひとくくり”にしがちです。
しかし、10歳代と30歳代が大きく異なるように
60歳代と80歳代は大きく異なります。
アルツハイマー型認知症の罹患率も
65歳までは、1%未満ですが
75歳で10%、85歳では25%と大きく異なります。
そのためか、要介護の比率も年代により大きく異なります。
要介護者の発生率は、
40~64歳では0.4%、65~69歳では3.0%ですが、
加齢とともに急速に高まり、
70-74歳では6.4% 、75-79歳で14.0%、80~84歳では29.9%、
なんと、85歳以上では60.3%となっています。
人生設計をする場合も少なくとも
60歳代、70歳代、80歳以上の
3期で分けて考える必要があるかもしれません。