先日、以下のような新聞記事が載っていました。
“貧困子供のSOS
『絶対!医大に合格してみせる』 県立高校3年生
『金をかけて勉強している奴らに負けたくない。』
卒業生から問題集をもらいボロボロになるまで繰り返し解いて、校内でトップを維持
両親は離婚、母親が病気で働けなくなり、生活保護
成績優秀者の授業料を免除する私大と、国公立を目指す
浪人は許されない、生活保護の対象から外されるため生活費も自力で確保しなければならない!
『現役で合格できても、アルバイトと厳しい医学部の勉強を両立できるのか』 不安を押し殺し、また机に向かう“
この内容は、まさに私の“ディープ・インパクト”と同じです。私が大学受験をした30年前、医師になるには、国公立か私大の医学部に進学する必要がありました。しかし私大の医学部に行くためには6年間で数千万の費用が掛かります。そのため、サラリーマンの子供が医師になるには、国公立の医学部に入るしかありませんでした。ところが、一部の私大の医学部は、偏差値も低く、最近では難関私立医大となった愛知のH医大など、英語の試験が“辞書持込み可”でした。そのため、私より成績の低い同級生が、早々と入学を決めたことには、憤りを感じたものです。つまり、お金さえあれば、簡単に医師になれた時代だったのです。
そのため、当時の私の感情は記事の学生と同じでした。高校1年の1月に医学部受験を目標にしてから、毎日真夜中2時までの勉強を続け、現役合格を果たし今に至っています。
『あれもこれも手を出すより1冊の問題集を繰り返す勉強法』・・正しい勉強法です。
『今の根性があれば、アルバイト厳しい医学部の勉強を両立』・・必ずできます。
新聞の記事の学生さんは、かけがえのない“ディープインパクト”を手に入れられると思います。そのうえで、是非素晴らしい医師になってほしいと思います。