『金融資産の外貨比率は何%?』

2015-04-24

最近、講演やセミナーなどで機会があれば、演者にお伺いする質問があります。『個人の金融資産の外貨比率は何%ですか?』です。聴衆の面前で聞けなくても、自分が主催者であれば講演の前後の控室で伺っています。その際の反応は、2つに分かれます。“質問の意図が理解できずに不思議な表情をされる方”と“瞬時に意図を読み込んで明確に回答される方”です。

今の時代、それなりの立場で生きていれば、この質問の意図は理解できるはずです。結果として外貨比率が高かろうが、全くゼロであろうが、そこに“思考と判断”が欲しいところです。『自分には大した資産がないのでわかりません』といった回答では人前で話をする資格はありません。それ以上に彼らの大局観のなさに、講演自体も興ざめです。

自分は、“時代をうまく利用して個人資産を増やしましょう”と言っているわけではありません。この国の現状から起こり得るリスクに、社会・会社・家族のリーダーとして備える責任があると考えるのです。


長谷川嘉哉監修の「ブレイングボード®︎」 これ1台で4種類の効果的な運動 詳しくはこちら



当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


経営者であれば、万が一円安に伴うインフレが進行したときにどのように対応するのでしょうか?対応次第では、スタッフや家族を路頭に迷わせることにもなるのです。この国では長期にデフレが続いてきました。しかし自分が小学生のころは、当たり前のようにインフレが進行し『今の10万円は、10年後の10万円ではない』ことは、小学生でも知っていました。実際に、ロンドンやニューヨークで生活している方々から、円安による物価高も情報として伝わっています。その中で、責任ある立場にいるリーダー達が“円安・インフレ”に備えることは、不可欠ではないでしょうか?

ちなみに私が質問した情報の一部ご紹介します。藤巻健史さんは、外貨比率90%以上。小宮一慶さんは、本では30%以上と書いたが、現在は50%以上ということでした。あとはこの情報から、リーダとしていかに行動するかです。

長谷川嘉哉監修シリーズ