先日、面白いスタッフの面接を経験しました。
30歳代女性で、バツイチ。
幼い子供を抱えて、実家で生活をしているようです。
2ヶ月前に、現在の職場に勤め始めたのですが、当初と条件が違うので当グループに変わりたいとの事。
さらに話を聞くと、仕事内容にも不満があるとの事。
我々、経営者からすると、職場側も無理をして週30時間の勤務にして社会保険の加入をしてあげているようですが、本人には全く感謝の気持ちはないようです。
あまりにも、不平不満ばかり言うので、もう一人の面接官が思わず『あなたは、収入とやりがいと子育てと何を一番重視するのですか?』と質問しました。
すると、本人は、『子育ても大事ですが、やりがいを犠牲にしてまで収入にこだわりたくない』と言ったのです。
思わず、私の頭の線が切れてしまいました。
こういうケースのお決まりの、“あなたは仕事を選べるほどの資産家で、不労所得があるのですか?”と聞いてしまいました。
もちろん、そんな資産家ではないとの事。
『あなたに必要なのは、子供を育てるために安定した常勤職につき、お金を稼ぐことではないですか?』と思わず口調が強くなってしまいました。
本人は、何を言われているか理解できていないようでした。
最近、自分自身のセルフプロデュース能力が欠けている人が多いように感じます。
自分自身の生活環境も考えずに、自身のやりがいや要求ばかりする。
その上、努力はしない・・
現在77歳の父親が、『40年以上銀行員という職についていたが、生きていくことに必死で、職業が自分に合っているかなど考えたことは無かった』という言葉を思い出しました。
世の中が、豊かになり、要求ばかりして感謝が出来ない人が増えてきたのかと感じます。
もちろん、この女性を当グループで雇用する事はありませんでした。
改めて、気づきを与えてくれた、30歳台女性に感謝します。