【お薦め本の紹介】新型コロナワクチン 本当の「真実」

【お薦め本の紹介】新型コロナワクチン 本当の「真実」

新型コロナワクチンについては、あまりに的外れな情報も飛び交っています。一度、本当の専門家の、本当の話を渇望していました。そんな中、本当の専門家といえる大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授 宮坂昌之さんの『新型コロナワクチン 本当の「真実」 』は、とても勉強になるものでした。多くの方に、一読をお勧めしたい本です。一部をご紹介します。

  • インフルエンザは発病してから2~3日後にウイルスの排出量がピークを迎えますが、COVID‐19 の場合は、症状が現れる発症日にウイルス排出量が最大になります。しかも、症状が現れる前から、他人に感染させるだけのウイルス量を排出している。
  • 日本人の重症化する要因として、 65 歳以上の高齢者、慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満などが挙がっています。 こうしたリスク群の多くが慢性炎症とよばれる病気です。慢性炎症とは、文字通りだらだらと弱い炎症が持続する病気なので、炎症反応を引き起こすサイトカインが常時たくさん作られています。いうなれば、新型コロナウイルスに感染する前から、からだが炎症を起こしている状態。
  • 肥満も慢性炎症の一種と考えられています。そのため新型コロナウイルスに感染して気道が炎症を起こすと、それが引き金になって、全身の脂肪組織の炎症が進み、サイトカインストームとよばれる過剰な免疫応答に歯止めがかからなくなり重症化する危険
  • 新型コロナワクチンでは、獲得免疫の抗体ばかりに焦点が当てられていますが、「免疫力」は、自然免疫と獲得免疫の総合力で決まるものです。それゆえ変異ウイルスが誕生したからといって、突然、ワクチンがまったく効かなくなることはありません。
  • mRNAワクチンは自然免疫や獲得免疫を強く刺激するだけでなく、獲得免疫の抗体が多少合わなくなっても、抗体に頼らないキラーT細胞などを刺激して、細胞免疫の力も利用しながら、ウイルスを抑え込むことができる
  • 抗体だけが「免疫」ではないのです。変異株は抗体が効きにくいからワクチンが効かないかもしれないという単純な議論はもう終わりにしましょう。
  • 新型コロナワクチンでアナフィラキシーに出合う確率は、交通事故で死傷するリスクの1000分の1程度。
  • ファイザー製やモデルナ製のワクチンは、脳炎の報告はほとんどありません。
  • ワクチン接種後の副反応は、意図した免疫応答が誘導されていることを意味しますから、決して悪いことではありません
  • 高齢者よりも若年層に副反応が強く現れるのは、高齢者よりも若年層のほうが免疫応答する力、いわゆる「免疫力」が高いからにほかなりません。男性に比べて女性のほうに副反応の頻度が高いのも、女性ホルモンの働きにより、女性は男性よりも免疫反応が強い傾向があるから。
  • 新型コロナウイルスに感染した方もできればワクチンを接種してください。自然感染で誘導された免疫の強さには個人差があり、あまり強い免疫が誘導されていない可能性があるからです。
  • ウイルス遺伝子がゲノムに入り込むことを恐れるのであれば、ワクチン接種よりも、生きた新型コロナウイルスそのものが細胞内に入り込む「感染」を恐れるべき
  • ワクチン接種後の死亡はすべてワクチンが原因と決めつける近藤氏
  • 内海氏のコロナに関する知識は、近藤氏に比べてもさらに不正確であり、彼は新型コロナウイルスそのものの存在も、PCR検査も、抗体検査も信じていないということ。
  • すでに私たちは、新型コロナウイルスの遺伝情報を解読しており、驚異的な予防効果を持つワクチンとヒトモノクローナル抗体という有力な武器を持っている。
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