【お薦め本の紹介】名経営者 丹羽宇一郎さんの『老いた今だから』

【お薦め本の紹介】名経営者 丹羽宇一郎さんの『老いた今だから』

さすが名経営者だけあって老後の過ごし方にも学ぶことがあります。本の中の「努力しているという気持ちがなくなるぐらいやってみろ」は共感です。ただし、「私生活のすべての面でワイフに頼りきりの私」だけは、いただけません。気をつけないと、奥さんが亡くなった場合の人生が悲惨です。

  • 健康の維持・管理に気をつけてさえいれば、定年後の生活スタイルのスイッチを、自分自身でいかようにも切り替えられます。
  • 年齢を重ねるにつれて経験の数は増し、知識も増えていくので、的確な思考と判断ができるようになるし、人間関係の広がりや深みも増し、人格も円満に練られていきます。
  • シンガポールやアフリカでも早朝に散歩をしましたが、どこも一人ではいきなり襲われる危険性があります。私の経験から言って、これほど安全で自然に恵まれている国は、世界中で日本以外にありません。
  • 歳をとってからの健康は「現状維持」が大事
  • 温度計と湿度計をただ漫然と見るのではなく、その値を日々記録していくと、室内の環境がどのくらいだと自分は活動しやすいのか、しだいにわかるようになります。
  • 睡眠は、目覚めたときに「休養感」(しっかり休めたなという感覚) があることが重要
  • 脳を衰えさせないために私がやっているのは、 読書、日記、日々の情報収集 の三つです。
  • 読みたい本は自分で見つける
  • 理解できない本にはさっさと見切りをつける  読んでいてつまらない本、繰り返し読んでも頭に入ってこない本は、それ以上読むのは時間の浪費。
  • 自分のために使うべきお金は使い、残りは法律に基づいた遺言書で家族に分配すればよいのではないでしょうか。
  • 同じような歳の人と語り合うのも楽しいとは思いますが、相手から出てくる話が「病気自慢」と「孫自慢」ばかりでは、そのうちに飽きてしまいます。
  • 退職後は、たまに若い人たちを誘って話をし、刺激をたくさんもらう。
  • 私自身の信念は、「世界の自由と平和」です。
  • 日本のように一律に定年を定めている国は、欧米では例外的です。
  • アメリカとイギリスは、年齢を理由とする解雇は差別として原則的に定年制を禁じています。カナダ、オーストラリア、ニュージーランドにも定年制はありません。フランスの定年は原則七〇歳以上、ドイツでは六五歳から六七歳への引き上げが予定されています。
  • どのような道を選ぶにしても、仕事を通じて社会参加を続けていけば、誰かに必要とされる喜び、自分の居場所をもっているという自信を得ることができる。
  • 挑戦し変化する自分を楽しめれば、AIは怖くない
  • 加齢は成長のチャンス! 成長を続けたいなら「死ぬまで努力」
  • 正眼寺で自分がどんな努力をしてきたか述べると、梶浦老師からこう言われて 喝 を食らった。  努力するというのは心にまだ一物があるからだ。これを一所懸命やれば偉くなる、カネが入るといった邪念はないか。そんなものは本当のプロではない。駆け出し以前の者のやることだ。努力しているという気持ちがなくなるぐらいやってみろ。
  • 六〇そこそこで「人の何倍も努力してここまで来た」と満足して努力をやめてしまうのは、これから先の数十年間に味わえるはずの「成長する喜び」を、みすみす捨てて生きるのと同じです。
  • どんな人でも死ぬときは一人
  • 人間にとって本当の幸福は、人生の最後に心安らかでいられること
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長谷川嘉哉監修シリーズ