【お薦め本の紹介】会話の9割は「言いかえ力」でうまくいく

【お薦め本の紹介】会話の9割は「言いかえ力」でうまくいく

言葉は本当にこわいもので、一度発してしまったら、取り消すことはできません。今の時代、何気なく発した言葉で、パワハラ、セクハラ、モラハラの問題に発展することさえあります。そんなことを考えると、何をしゃべって良いか分からなくなります。そんな時代に役立つ書籍が、津田秀樹さんと西村鋭介さんによる『会話の9割は「言いかえ力」でうまくいく』です。中身から一部をご紹介します。

  • 傷つけた人も傷つけられた人も7割以上、軽傷まで含めるとなんと約9割の人が、ある時は人を傷つけ、またある時は人に傷つけられている
  • 大切なのは、人を傷つけたり・傷つけられたりしない言葉の使い方、「言いかえ力」を身につけることなのです。 「言いかえ」は、単に「ある言葉を別の言葉で言い直すこと」です
  • いちばん簡単な言いかえは《極端語》を抜く 。会話のなかに含まれているトゲを抜くことです。 最初に抜くべきトゲは《極端語》。 たとえば、相手が2、3回くらい同じミスをしたとき、「いつも同じミスばかりして!」と叱ったりすることがありますよね。この「いつも」が《極端語》
  • 《極端語》には、「絶対」「ばっかり」「なんにも」「まったく」「~だけ」「本当に」「全部」「全然」「すべて」「完全に」「ちっとも」「大〇〇」「みんな」「超〇〇」などや、「世の中には山ほどいる」「世の中で君くらいのものだ」などの言い方もあり、会話のなかに頻繁に登場しがち
  • 言葉で思いを伝えようとしても、 10 のうち5も伝えられないものです。でも、ネガティブなインパクトだけは、 10が20になって相手に伝わってしまいます
  • 何かをほめるときには、ほめるだけにして、「××とは比べ物にならない」というような、ほかを否定する余計なトゲは付け足さないように
  • つまり、相手が「自分の言いたいことが充分に相手に伝わったな」という満足感を相手に与えるためにはどうしたらいいのか?  ただ「相手が言ったことをそのまま繰り返す」 というだけのことです。それが【反映】
  • ただし「死ねばいいのに」「死にたくなった」「ぶち壊し」「人の迷惑」「むかつく」「むなしい」などのように、 衝撃的な響きのある言葉は、同じ意味でやわらかい表現の言葉になるべく言いかえてあげたほうがいいでしょう。
  • とくに人に何かを頼むときには、必ず名前を呼ぶようにしましょう
  • ほめるときには、相手をよく見つめるようにして、叱るときには、あまり見ないように
  • 反省=自分を責める、というのは心理的に受け入れがたいことなのです。人の心は、自分を責めることに耐えられないのです。   そのため、相手のことを「イヤなやつだ」と思うことによって、自分のやったことを正当化し、自責の念をやわらげようとするのです。   もちろん、意識してではなく、無意識のうちに。
  • 哀願的な人は、表面的ななぐさめしか得られず、たいして助けてもらえず、しかも嫌われやすい
  • これくらい察して!」は誤解のもと! 言葉にしないと伝わらない
  • 相手の「行動」について不満を言っているカップルは、あまり問題がありません。でも、相手の「性格」について不満を言っているカップルは、問題アリなのです。
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長谷川嘉哉監修シリーズ