私自身が、事業展開して投資をして、さらに遺言まで作成すると、幾人の方から、
「子供がその財産に頼って人生を踏み誤るのでは?」と指摘を受けることがあります。
あまり気にもしていなかったのですが、何か良い反論はないかと思っていました。
そんな時に、わが顧問会計士の曽根康正先生がブログで見事な言葉で言い表してくれました。
以下に紹介します。
『私は創業者です。ゼロからのスタートです。創業者の良さはありますが、でも2代目3代目で既に基盤となる財産があれば、もっともっと大きな仕事ができたでしょうし、もっともっと社会への貢献ができたと思います。財産をどのように使うかはその経営者の能力によります。財産があるために遊んでしまうような経営者は財産があってもなくても、もともとダメな経営者なのです。』
『素晴らしい』の一言です。私自身も、創業時にお金がない時には、スタッフにも十分な処遇が出来なかったことを思い出します。
もちろん、家族にもかなり我慢をしてもらいました。そんな状況ではとても、社会貢献どころではありません。
何より、払う税金も少なかったのです。
我が家では、毎月の家族会議で、徹底して長谷川家の経済状況を踏まえたお金の話をしています。
お金をしっかり稼ぎ、しっかり税金を払い、社会貢献をする重要性を繰り返し話します。
子供達には、十分な金融リテラシーを持った人間になってもらいたいと思います。
私自身も子供らに創業者にできなかったような、社会貢献をしてもらうために、さらに貪欲に事業に取り組みたいと思いました。
いつもながら、素晴らしい曽根先生の洞察力に感謝です。