家族を支える

2016-05-04

“ずっと我が家で過ごしたい”
そんな希望を叶えるのが在宅医療です。
誰もが、人生の最後は
“住み慣れた自宅で迎えること”を
希望されるのではないでしょうか?
自宅は、生活音に溢れています
ときに、
子供やお孫さんの声が
響き渡りますが、
これが日常です。
病院への
御見舞は
ゆっくりすることもできず
顔だけ出してすぐに帰ります。
在宅では、
見舞いされる方も
不思議にゆったりされます。
昔話に花が咲き
患者さん自身は声が出せなくても
とても嬉しそうです。
在宅では積極的な治療は行いません。
徐々に
食事量が減ってきます。
最後には、水分すら取れなくなっていきます。
いわゆる脱水状態です
時に、この段階での点滴を希望されるご家族もいらっしゃいます。
しかし、脱水状態は
患者さん自身にとっては
軽い麻酔状態であって
心地よいものです。
ここでの点滴は、
ご家族へ説明して、ご遠慮しています。
この段階では、ご家族には
死に至る経過を説明した
パンフレットをお渡しています。
眠っていることが増えること
手足が冷たくなること
口を湿らせてあげること
尿や便のこと
発熱
呼吸状態など
訪問看護師が作ったものです。
家族はパンフレットを頼りに
付き添われます。

無用な延命をしない最後は
とても穏やかで自然です。
ご家族に見守られながら
お亡くなりになります。
そんな最後に立ち会わせていただくと
夜間であれ
休みの日であれ
頑張れてしまうものです。
そんなやりがいある地域の在宅医療を
橋本先生と二人で支えさせていただいています。


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