年金は、老齢年金だけではありません

先回、老齢年金の重要性について御紹介しました。しかし、公的年金制度は老齢年金だけではありません。私は神経内科を専門とするため、50歳代で脳梗塞・脳出血に罹患した患者さんを診察する機会が多くあります。通常、急性期に働けなくなった場合、傷病手当(これは厚生年金のみ)が18ヵ月間、月額基本報酬の2/3支給されます。その後、障害が残った場合は、障害年金が支払われます。これは働けなくなったときにも生計を維持するために、とても重要となります。

その上、不幸にして病気や事故で死亡した場合は、遺族に遺族年金が支払われます。これは残された配偶者、子供さんにとっては命綱ともなります。

つまり公的年金制度とは老齢年金と障害年金と遺族年金も含めたシステムであるのです。現役時代に、障害年金や遺族年金を貰うようなことが無く、年齢を重ねたうえで老齢年金が支給されるのです。現役時代に手厚い保障があったわけですから、その後の老齢年金が掛けた額よ少ないことは当たり前なのです。


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最近、公的年金制度に加入しない人が増えているようですが、年金制度議論が老齢年金に偏りすぎていることも一因ではないでしょうか?民間でこの保険を作れば、膨大な掛け金を必要とします。詳細を知れば、これだけ優れた保険制度に加入しないことは、ありえないと思えるのですが・・。

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