認知症予防の一つに、社会的ネットワークの構築があります。
その危険因子として
①手紙・電話をしない
②友人や親族を訪ねない
③外出しない
④社交的でない
という事柄が挙げられています。
講演で良くお話をするのですが、人に誘われて講演会に参加されている方々は、一つハードルをクリアしているかもしれません。
天気の良い日や、休みの日に講演会に出かけない理由をつけることは簡単です。しかし、何らかの理由をつけて、出てこない人こそが認知症の危険因子を持っているのです。
社会的ネットワークを構築するコツがあります。“誘われたら断らない”です、これを続けると、ネットワークがどんどん広がり、新しい世界を知ることができます。
認知症のご家族には、“うちの親はプライド高い”“うちの親は人付き合いが下手”といわれる方が多くいます。若いうちから社会的ネットワークの構築に努力したいものです。その事が認知症の予防につながるのです。