血糖値スパイク(=食後高血糖)をもつ総合内科専門医として、令和2年4月からリアルタイム血糖値測定器「フリースタイルリブレ」を装着しています。そのため、食品選びの際は、血糖への影響を気にしています。糖質を気にすると、必要な栄養素が不足しがちになることがあります。そんなときの強い味方がチーズです。
チーズというとカロリーが高いと思われがちですが、糖質が少なく栄養素が豊富なため、適切な量であればとてもお薦めです。代表的なチーズの糖質とカロリーは以下です。いずれも、カロリーは高めですが、糖質はわずかです。
- カマンベールチーズ(100g):カロリーは310kcal、糖質は9g
- クリームチーズ(100g):カロリーは346kcal、糖質は9g
- モッツァレラチーズ(100g):カロリーは276kcal、糖質は4g
- プロセスチーズ(100g):カロリーは320~350kcal、糖質は3g
- ・ゴーダチーズは100g当たりのカロリーは380kcal、糖質は4g
何よりも、チーズには、高濃度のカルシウムやたんぱく質が含まれています。
具体的には、15g程度のプロセスチーズには、カルシウムが100㎎も含まれています。この量は1日に必要なカルシウム量の1/4から1/5に相当するので、とても有効に摂取が可能です。カルシウムは、大人の女性では特に不足しがちであるため、チーズでカルシウムを補うことは理想的なのです。
また、チーズに含まれるたんぱく質は、牛肉や卵よりも筋肉量を増やすアミノ酸が多いので、年をとっても筋肉量を維持したい人にはお薦めです。
なお私は、小腹がすいた時に、少し不思議な食感の以下のチーズを食べています。本製品1袋は、炭水化物(糖質含む)3.8g、たんぱく質5.5gと、糖質は僅かです。持ち運び可能でいつでも手軽にナチュラル素材チーズを食べることができます。