医療法人ブレイン顧問契約による“戦略的検診受診術”

先日、知り合いの経営者の方から18万円かけた検診結果を見せて頂きました。

本人は18万もかけた為、完璧な検診と思われていたようです。しかし、我々から見ると、十分なものではありませんでした。

彼らが受けた検診は、PETを中心とする、癌コースでした。

しかし、PETは、肝臓、腎臓、膵臓といった臓器については有効ですが、肺など検出力が落ちるため胸部CTも同時に行います。

さらに、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸といった管には有効性が十分でありません。

癌コースでも大腸癌に対しては便の潜血反応だけでしたので、とても早期発見は望めません。

皆さんには癌の三大部位は、大腸、胃、肺である事を知って頂きたいものです。

頻度の高いものから、チェックする事が大事ではないでしょうか?私なら、PETなど受けずに、時期を分けて、大腸ファイバー、胃カメラ、胸部CTを行えば、十分だと思います。

もちろん女性の場合は、これに乳癌、子宮がん検診を加えます。

しかし、病気は何も癌だけではありません。循環器疾患として、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞の検診が有効です。

特に脳梗塞や脳出血の検診には、頚部エコー&MRI&MRAが重要です。


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MRIは脳の現状を検出しますが、今まさに詰まりそうな血管病変や破裂しそうな動脈瘤の検出にはMRAが必要です。

先ほどの癌コースでは、脳腫瘍の否定のためMRIは含まれていましたが、MRAは含まれていませんでした。

さらに心臓の血管をカテーテルを使わずに診断する、64列マルチスライスCTによる心臓3DCTも有効ですが、

さすがに現時点では、検診として行っている施設は数少ないようです。(東京福岡で見つけましたが、・・)
まとめますと、以下の検査をまとめてではなく、1年間の中で分散させながら行うことが有効と思われます。
① 大腸ファイバー
② 胃カメラ&腹部エコー
③ 胸部CT
④ 頚部エコー&頭部MRI&MRA
⑤ 一般的な血液検査
⑥ (心臓3DCT)
このように医師は、個人的に医療的な相談を受けます。

せっかく応えても、きちんと対応されたのかと心配になることが多いものです。もちろん、改めて聞くことも出来ません。

本当は、士業のように医師も、顧問契約が出来れば理想だと思います。

今回のように、医師のアドバイスがあれば18万も使って、漏れだらけの検診を受ける事もなかったと思います。

もちろん検診以外にも、症状によって受診した方がよいのか?受診するならどこが良いか?など、医師にしか分からない情報は多いものです。

当グループでは、経営者向けの顧問契約も受付けておりますの、ご利用ください。

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