【お薦め本の紹介】シリコンバレー式 よい休息

【お薦め本の紹介】シリコンバレー式 よい休息

シンプルな題名ですが、この本によると、休息は、必要とされる時にどこからともなく現れるわけではないようです。自ら休息の重要性を理解し、休む権利を主張し、日々の生活に休息のための余地を見つける必要があるようです。本の中から、一部紹介します。

  • 休息は他のすべてを終えてから行うことではなく、それが欲しければ、自分で能動的に確保しなければ得られないものだ。忙しさの誘惑に抵抗し、休息のための時間を作り、真剣に休息をとり、それを盗もうとする世界から守らなければならない
  • 多くの著名なクリエイターは、最も集中が必要とされる仕事を、気持ちがしゃきっとしていて、気が散りにくい早朝に行う。そして日中は散歩に行ったり昼寝をしたりして、エネルギーを回復しつつ、潜在意識に、さまよって探求する時間を与える。そして1日の終わりには、ちょっとしたタスクを未完成のまま残し、翌日、容易にスタートできるようにする
  • 戦略的な休息の取り方をマスターした人々は、創造的な生涯をより長く送り、あるいは、他の仕事に就きながら芸術家や作家としてのキャリアを追い、普通の人が退職を考える頃に、まったく新しい興味や新しい仕事を見つけたりする
  • 彼らの創造性と生産性は、エンドレスな努力の成果ではなかったのだ。彼らの人並みはずれた偉業を生み出したのは、適度な「労働」時間
  • ダーウィン、ラボック、その他多くの創造的で生産的な人々は、余暇を持ちながらも成功できたのではなく、余暇のおかげで成功できた
  • 世界レベルのパフォーマンスは、1万時間の練習の結果生まれると考えるようになった。だがそれは間違いだ。1万時間のより考えられた練習と、1万2500時間の戦略的休息と、3万時間の睡眠の結果
  • 歩くことの目的は、頭を休ませ、周囲にあるものに気持ちを向けること
  • 戦略的な中断は、長い目で見ると生産性を高める
  • 睡眠こそ、戦略的休息そのもので 睡眠は、わたしたちが思っていた、あるいは自覚していたような、受動的な状態ではない、ということだ。睡眠中に脳は忙しく記憶を整理し、損傷を修復し、夢を生み出す。
  • 休暇とは睡眠のようなもので、その恩恵を得るには、定期的にとる必要がある
  • 休息と仕事は同等に扱わなければならない。次に、休息は技術として扱うべきであり、最大のエネルギー回復をもたらす休息は、活動的なものだ。さらに、よい休息は、創造性と生産性を高め、終わりのない仕事や増える一方の期待から、わたしたちを救ってくれる。休息と真剣に向き合う生活は、より創造的な人生をもたらすだけではない。休む権利を重んじ、毎日や毎年の休息を充実させれば、生活はより豊かで、より充実したものになっていく
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長谷川嘉哉監修シリーズ