数字がそろばんの玉になった!・・左脳から右脳への移行

2015-03-09

『ボケた爺ちゃんが僕に白衣を着せた』 これが私の第1作目の本のキャッチコピーでした。そんなボケた爺ちゃん、長谷川三之助は若い頃からそろばんの名手であったようです。多くの珠算コンクールでも優勝していたようで、多くのメダルが残っています。当時は、そろばんができることはビジネスにおいて重要視され、今は無き東海銀行に入行後、結構出世したようです。その能力から、入行した新人は全員爺ちゃんのそろばんの指導を受けたようです。今でも80歳前後の元東海銀行の方にお会いすると、爺ちゃんのことを覚えている方がいるほどです。

そのためか、息子である父親や叔父、叔母も皆そろばんの能力には長けていたようです。私も、小学校の頃は学校の勉強は殆どしませんでしたが、そろばんは一人で練習していたものです。時には、父親から、収支計算や連立計算を出題され、そろばんで解いたものです。お蔭で、そろばんは1級を取得することができました。
そんなある日、自分の頭の中の数字がすべて“そろばんの玉”である事に気が付きました。電話番号も郵便番号も数字も、すべて“そろばんの玉”なのです。そのことを父親に言うと、『そんなの当り前だろ!』と言われました。その後、医師として脳の働きを専門にすると、とても良く理解できました。通常の計算は、左脳で行います。しかし、そろばんの上級者になると、情報処理が右脳に移動するのです。つまり、数字を空間認識することで、処理能力が格段に速くなるのです。そのためか、そろばん1級の方はほぼ100%“そろばんの玉”がイメージできているようです。2級は50%程度、3級では、殆どイメージできていないようです。やはり、情報処理が右脳に移行しないと、処理能力が加速せず、上級に進めないようです。お蔭様で、数字に関しては、誰よりも早く頭が回転するようになったようです。そんな能力を残してくれた、祖父および父に深く感謝です。


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