受診の壁(家族編)

実は、受診に二の足を踏むのは、患者さん、本人だけではありません。

ご家族自身が“信じたくない、認めたくない”という感情で受診を躊躇されるケースもあるようです。

 特に、実の娘さんや息子さんに、その傾向が強いようです。

対して、配偶者や、お嫁さんは、やはり血が繋がっていないためか、その分冷静な判断をされるケースが多いようです。

 配偶者さんや、お嫁さんが、“最近おかしな言動”に気づかれた場合、これこそが早期であることが多いのです。

そこを、見逃すと確実に認知症は進行します。

娘さんや息子さん、認めたくない気持ちは分かりますが、冷静な判断を希望します。

 また、最近では近所の方が気づかれるケースも見られます。


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具体的には、町会費を何度も払おうとする(払った事を忘れる)。

おすそ分けを、頂いた方にしてしまう。

町内の旅行に行って、迷子になってしまう。

まさに、近所の方にしか分からない“異変”に気づかれることもあります。

その際は、近所の方はご家族のお話しすることを相当悩まれます。

私の経験上も、近所の方が指摘された場合は、まず認知症である可能性が高いです。

ご家族の方々、近所の方に指摘された場合は、専門医を受診するようお願いします。

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