先日、久々にお会いした方が、何と体重を18㎏減量されており、まったく分からない外見になっていました。
約8か月かけて、1日2食炭水化物を抜いて、筋肉トレーニングを行われたようです。
実は、炭水化物を抜くという方法は、ローカボネート食といって、糖尿病治療で最近注目されています。
当初、海外では、3食とも、炭水化物を抜くという方法が流行りましたが、逆に癌の発生率が上がるという報告もあり、あまりお勧めではありません。
当院で取り入れている、方法は、1日1回、多くの方には、夕食における炭水化物を抜く方法を薦めています。
朝食や昼食で炭水化物を抜くと、車でいう燃料不足におちいり易くなります。
やはり、夕食後が一番取り組み易いようです。
私も、出来る限り実践していますが、当初は違和感がありましたが、慣れてくると比較的継続する事ができます。
ちなみに、通常のメニューの中で、御飯だけを、野菜や豆腐や納豆に替えるだけで良いため、慣れると余り苦痛ではありません。
昔のように、朝から晩まで身体を使うような仕事をしている場合は、炭水化物の摂取は重要です。
しかし、現代社会においては、いままでの食事形態では、炭水化物が過剰になり、結果として、多くの糖尿病患者さんが発生していると考えられます。
実際、外来の糖尿病患者さんにおいても、目覚しい効果を見せています。
経営者の皆さん、夕食でのお付き合いが多くはないでしょうか?
そんな時、最期の御飯だけ抜いてみてはいかがでしょうか?
もちろん、飲んだあとのラーメンなどはもっての他です。
ローカーボネート食で素晴らしい効果を示された、Oさんに感謝です。