平成25年6月7日にNPO法人PAL研究会の朝食会で、岐阜県多治見市選出の高木貴行県会議員の県政報告がありました。高木県議は、20歳代で初当選をして、現在3期目を迎えています。私より、ひと回り若い午年で、将来有望な若手の政治家です。 いくつかの学びを得ましたのでご紹介します。
① 岐阜県の財政力指数(=地方公共団体の財政力を示す指標)=0.493
② 県の職員には3種類いる。警察、教師、一般職員。その中で、教師の人件費が最も多く、人件費の半分以上を占める。ちなみに、市の職員には、一般職員以外に、消防の方がいる。
③ 岐阜県は、県債を平成7年から返済を5年から20年に長引かせた。そして平成8年から梶原知事による箱モノ行政(セラミックパーク130億円)が加速。現在、これらの返済が負担となっている。これなど、行政の会計に複式簿記が取り入れていないために起きたこと。石原慎太郎さんもおっしゃられていますが、行政が早急に複式簿記を導入する必要があります。
④ 岐阜県の人口は2005年から減少を続けている。2040年には約158万人に。その中で、岐阜県社会保障費は30億円/年ずつ増える(予算規模7463億円)
⑤ 国の社会保障費は年金55兆、医療30兆、その他15兆。年金と医療の問題が解決できれば、大方は解決する。
⑥ 政治には正解はない。誰一人として、要望は同じではない
最近、民主党であろうと自民党であろうと、とりあえず何かをするとマスコミが非難する風潮があります。この風潮が続くと、誰も政治を担ってくれなくなるのではと不安になります。身を犠牲にして、県政に取り組んでくれている高木貴行県会議員には感謝です。