ケアマネを知合いに頼んではいけない

介護が必要になった時、重要なものの一つが、優秀なケアマネです。正直、悪いケアマネが担当すると、介護負担がより重くのしかかります。しかし一般の方々には比較するすべがありませんので、良いケアマネの例をご紹介します。

1) 頻回に訪ねてくれるケアマネ:確かにケアマネは月に1回の訪問が義務付けられています。悪いケアマネは、月に1回だけ、印鑑だけ貰いに来ます。ケアマネは、月1回以上自宅を訪問していけないわけではありません。

2)介護保険の更新申請の代行:介護保険は半年から1年に1回更新があります。気の利いたケアマネは、役所への書類提出、主治医への意見書の依頼などすべて行ってくれます。しかし、これもすべて家族に任せる悪いケアマネも結構います。

3)診療に付き添うケアマネ:優秀なケアマネは、医療と、介護の間の懸け橋になるために診察に付き添ってくれます。しかし、クリニックに顔を出すケアマネは決まっています。悪いケアマネは診療に立ち会うという発想すらないようです。

4)ケアプランについて提案がある:確かに介護保険は本人とご家族の要望を第一とします。しかし、患者さんが希望されなくても、本人のためになるサービスは、プロとして“提案”するのが優秀なケアマネです。悪いケアマネは、本人・ご家族の希望を聞いてそのままケアプランとします。私は、“御用聞きケアマネ”といって、軽蔑しています。


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5)24時間常に連絡がつく:特定事業所加算を算定している事業所のケアマネは『24時間連絡体制を確保し、必要に応じて利用者などからの相談に対応できる。』体制となっています。ケアプランをお願いする前に、必ず確認してほしい項目です。平日の9時から16時までしか連絡がつかない最低なケアマネも結構いるのです。

6)施設入所の話にも積極的に相談に乗ってくれる:ケアマネは在宅でのケアプランを立てることで報酬をもらっています。施設入所する手伝いをすることは、敢えて報酬を減らすことになります。そのため悪いケアマネは、施設入所の話には、非協力的です。

以上の話を参考にしてケアマネは選んでください。決して、知り合いだからという理由でケアマネを選んではいけません。これからはケアマネのケアプラン作成に1300円程度の負担が必要となるかもしれません。この負担が、悪いケアマネが淘汰されるきっかけになれば、安いものかもしれません。

                                                  

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